必要以上も必要である

Posted on December 6, 2022

OIDC付きでHeadscale立ててみた

研究室のVPNはルータの付いてるL2TPなので、その辺を改善したく、(勝手に)Headscaleを立てることにした。

Neck

最終的にラズパイやらなんやらでサーバルームに置きたいが、まずは適当にどこからVPSを借りてやってみる。検証の気持で。

Body

Breast

ディストロはArchで、自分でコンパイルすると多分OOMになっちゃうので、Headscaleの入てるchaoric-aurリポジトリを追加する。あとはpacmanに食わせてやるだけ。

Goで書かれてるので普通にバイナリを引っぱてくれば実行できそうだが

Belly

OIDC機能は付いてるものの、まだ実験的扱いで、Headscaleのドキュメントもあまり言及していなく、恐らく拙作が電子の海に出たこれについて初めての記事かもしれない。

幸いconfigのexampleに設定の仕方は書かれてある。

研究室はGoogle Workspace使ってるので、まずGoogleにもろもろを登録する。

Google Cloud ConsoleでOAuth同意画面とスコープなどを設定して、OAuth 2.0クライアントを作成する。そうするとcredentialのjsonがダウンロードできるので、それをダウンロードしてなかの情報をHeadscaleの設定ファイルにぶちこむ。

Issuerについては

The Issuer Identifier for the Issuer of the response. Always https://accounts.google.com or accounts.google.com for Google ID tokens.

だそう。

Redirect URIについてもなんも書かれてないが、コードを覗いてみれば、 server_url + /oidc/callback だと分かる。これをGoogle Cloud Consoleの承認済みのリダイレクト URIに登録する。

config.yamlのほかの部分も適当に埋めれば設定完了。

httpsまわりも自動的にやってくれる。いまどきのサーバものは便利だなぁって感動した。

NO TRESPASSING

動かしてみる。

動いた。

と通信量親切に言いたいだが、実は「↯」的な感じだった。まぁ、そういうつまらない話だれも聞きたくないので、通信量節約のため省かせていただく。

思ったよりは、すんなりいけた。すんあり。

これで快適にぶいぴーえぬできる、いえい。

Tail

scale? このスケールでOIDCやる必要ある?

人間にとって必要のないしっぽもまた、萌え要素ではないか。